池松宏 池松宏

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PROFILE

1964年ブラジルに生まれる。
19歳よりコントラバスを始め、堤俊作氏に師事。桐朋学園大学音楽学部入学後、オーケストラ、室内楽などを小野崎充、西田直文、田中雅彦の各氏に師事。
在学中、桐朋学園オーケストラとコンチェルトを協演。卒業後、カナダにてゲーリー・カー氏に師事。
89年NHK交響楽団に入団、94年より同団首席奏者を務める傍ら、ソロや室内楽などでも幅広く活躍。92年指揮者を置かない弦楽合奏団「ストリング・アンサンブル"ヴェガ"」を創立し、毎年一回の定期公演を開催。また、現代曲の演奏や初演に積極的に取り組む「プレイアード五重奏団」のメンバーとして、アルバムをリリース。99年には初のソロ・リサイタルを開催、洗練された音楽性と驚異的なテクニックを披露し、一躍話題の的となった。
その後もびわ湖ホール、白寿ホール、サントリーホール小ホールなどでリサイタルを行い、いずれも高評を得た。さらに、ライブ活動も積極的に行い、ソロコントラバス・アンサンブル、サイレントベース5台によるアンサンブルによる公演等、クラシックの枠にとらわれない柔軟なアイデアとパフォーマンスで数多くの聴衆を魅了した。その他、倉敷音楽祭、宮崎国際音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン、ドレスデン音楽祭、サイトウ・キネン・フェスティバル松本への参加、JTアートホール室内楽シリーズの出演等、国内外の一流演奏家からの信頼も厚く、共演を希望する声は後を絶たない。レコーディングも活発に行っており、これまでに5枚(「オーパ、コントラバス!」「ノーヴァ、コントラバス!」「5つのアヴェマリア」「ララフマニノフ:チェロソナタ」「日本の詩」のソロ・アルバムをリリースしている。
 2006年NHK交響楽団を退団。拠点をニュージーランドに移し、同年5月ニュージーランド交響楽団首席コントラバス奏者に就任。 2007年11月にはニュージーランドでリサイタルを開催、2008年、2012年には日本でもリサイタルツアーを行う。2010年8月には、ポーランドのコントラバス音楽祭に招かれ、リサイタルやマスタークラスを行い、大成功を収める。2011年2月にはニュージーランドの室内楽フェスティバルに出演、11月には、NZSOのツアーでバイオリンのイリヤ・カーラーとボッテシーニのグラン・デュオ・コンチェルタンテを共演、さらなる評価を高め、世界のトップ・コントラバス奏者の一人として注目を集めている。
サイトウキネン・オーケストラ、水戸室内楽、紀尾井シンフォニエッタ東京、東京アンサンブルのメンバーとしても活動を続けると共に、日本ではオーケストラ・スタディ・ワークショップを20年以上毎年開催、NZでも度々開催し、2011年にはオーストラリアのメルボルンの、Australian National Academy of Musicから招聘されマスタークラスを行うなど、後進の指導にも力を注いでいる。
(2012年11月現在)